間違った仕訳の修正ができますか?

 

 

間違った処理をした場合の修正について

@まず、間違った仕訳を考えます。

A次に正しい仕訳を考えます。

B最後に、間違った仕訳@を正しい仕訳Aに修正するための仕訳をします。

この順番で修正仕訳を考えてあげましょう。

いきなり修正仕訳Bを考えることは大変ですから、こういった順番が必要です。

 

少し、練習してみましょう。

 

 

<ケース1

まず、この順番で考えましょう。

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

A正しい処理   (借方)C 1,000  (貸方)B 1,000

B修正仕訳    (借方)C 1,000  (貸方)A 1,000

 

つまり、@の仕訳をAにするための仕訳が修正仕訳Bですから、@+B=Aとなりますね。

@とAを見てみましょう。貸方はともにBですから修正は要りません。問題は借方です。CとすべきところをAとして処理したわけですから、Aを消す、すなわち貸方に書き、Cを借方に書けばいいことがわかります。これが修正仕訳です。

 

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

B修正仕訳    (借方)C 1,000  (貸方)A 1,000

                 ↓

A正しい処理   (借方)C 1,000  (貸方)B 1,000

 

<ケース2

まず、この順番で考えましょう。

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

A正しい処理   (借方)A 1,000  (貸方)D 1,000

B修正仕訳    (借方)B 1,000  (貸方)D 1,000

 

つまり、@の仕訳をAにするための仕訳が修正仕訳Bですから、@+B=Aとなりますね。

@とAを見てみましょう。借方はともにAですから修正は要りません。問題は貸方です。DとすべきところをBとして処理したわけですから、Bを消す、すなわち借方に書き、Dを貸方に書けばいいことがわかります。これが修正仕訳です。

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

B修正仕訳    (借方)B 1,000  (貸方)D 1,000

                 ↓

A正しい処理   (借方)A 1,000  (貸方)D 1,000

 

<ケース3

まず、この順番で考えましょう。

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

A正しい処理   (借方)B 1,000  (貸方)A 1,000

B修正仕訳    (借方)B 2,000  (貸方)A 2,000

 

このケースは、正しい仕訳の逆仕訳をしているケースです。

つまり、@の仕訳をAにするための仕訳が修正仕訳Bですから、@+B=Aとなりますね。

@とAを見てみましょう。借方も貸方も共に勘定科目が違っています。借方から考えて見ましょう。BとすべきところをAとしていますね。そして貸方もAとすべきところをBとして処理しています。まず借方のAを消してあげる必要があります。次に貸方のBを消してあげる必要があります。

その処理をして見ましょう。

         (借方)B 1,000  (貸方)A 1,000

この仕訳は、@の仕訳を消しているに過ぎないのです。つまり、一度、間違った仕訳を消していることになります。そこから正しい仕訳をしなければ修正にはなりません。

         (借方)B 1,000  (貸方)A 1,000

この2つが修正仕訳です。

 

@間違った処理  (借方)A 1,000  (貸方)B 1,000

B修正仕訳    (借方)B 2,000  (貸方)A 2,000

                 ↓

A正しい処理   (借方)B 1,000  (貸方)A 1,000

 

具体例で練習して見ましょう!!

(1)売掛金100,000円を小切手で回収した際、貸方を売上として仕訳をしていた。(<ケース2)

まず、この順番で考えましょう。

@間違った処理  (借方)現金 100,000  (貸方)売上 100,000

A正しい処理   (借方)現金 100,000  (貸方)売掛金100,000

B修正仕訳    (借方)売上  100,000  (貸方)売掛金100,000

 

つまり、@の仕訳をAにするための仕訳が修正仕訳Bですから、@+B=Aとなりますね。

@間違った処理  (借方)現金 100,000  (貸方)売上 100,000

B修正仕訳    (借方)売上  100,000  (貸方)売掛金100,000

                 ↓

A正しい処理   (借方)現金 100,000  (貸方)売掛金100,000

 

(2)仕入先に買掛金250,000円を支払うために、仕入先受取、得意先宛(引受済み)の為替手形を振り出した際、仕訳を逆にしていた。(<ケース3)

手形取引は、誰が手形金額の受取人か、誰が手形金額の支払人かを見極めましょう。

特に為替手形は注意が必要です。

この事例の場合、手形の受取人は仕入先、手形の支払人は得意先です。

当社の正しい仕訳は、

(借方)買掛金 250,000 (貸方)売掛金 250,000

となります。

なぜ、正しい仕訳を先にお話したかといいますと、逆仕訳をしていたというこのケースにおいて、正しい仕訳がわからなければ逆仕訳がわからなくなるからです。

 

まず、この順番で考えましょう。

@間違った処理  (借方)売掛金 250,000  (貸方)買掛金 250,000

A正しい処理   (借方)買掛金 250,000  (貸方)売掛金 250,000

 

B修正仕訳    (借方)買掛金 500,000  (貸方)売掛金 500,000

つまり、@の仕訳をAにするための仕訳が修正仕訳Bですから、@+B=Aとなりますね。

@間違った処理  (借方)売掛金 250,000  (貸方)買掛金 250,000

B修正仕訳    (借方)買掛金 500,000  (貸方)売掛金 500,000

                 ↓

A正しい処理   (借方)買掛金 250,000  (貸方)売掛金 250,000

 

 

 

 

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